結婚前の話第2弾!
すず的にならなかった・・・ちょっと痛いかも<(`^´)>
楽しんで頂けたら嬉しいです!!
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シトシトと降り始めた雨は、生温い風と共に体に纏わりつくような不快感を齎し、ふと見上げた空が徐々に薄灰色に覆われるとミニョの顔色も段々と憂鬱そうに変わっていった。
「・・・どうしても・・・です・・か!?」
弱弱しい声を出し、テギョンに背中を向けて瞳を揺らすミニョは、カーテンを掴んだその拳を僅かに震えさせている。
「ああ」
テギョンの答えも力は無くて、俯いた顔は、ミニョを見ようともしない。
「・・・オッパじゃなければ・・・ダメ・・・なのですか!?」
「そう・・だ・・・」
テギョンは、指を絡ませ組むとその手を額に擦りつけ腿の上に肘を置いて瞼を閉じている。
「でも・・・」
「決定事項なんだ!」
ミニョの言葉に覆いかぶさるようにそれを打ち消したテギョンは、やり場の無い怒りを抱える様に短い溜息をついている。
「・・・そ・・う・・です・・・ね・・・お仕・・・事ですよね・・・」
ミニョの沈痛な声が響くと部屋の空気が更に重くなっていくようでテギョンが自嘲的に笑っている。
「ああ」
ふたりの間に静寂が訪れる。
開け放たれた窓からは雨音が規則正しく地を蹴ってふたりの耳に届けられていた。
薄暗くなった空を見上げたミニョが、目を閉じて深い溜息をつくと、自身の胸に手をあててゆっくりと一歩後退り、カーテンから手を離した。
開け放っていた窓を閉めると覚悟を決めたような面持ちで振り返り、ギュッと後ろ手にカーテンの合わせ目を握って立っている。
「・・・もう・・・辞めましょう!」
肩越しにミニョを振り返ったテギョンは、その瞳の端で捉えると首だけを動かしてミニョの方を向いた。
「お仕事ですもの!仕方ないです!」
努めて明るく言葉を紡ぐミニョは、口角をあげると笑顔を作っている。
「やめろ!!!」
しかし、テギョンの悲痛な声が響くとスクッと立ち上がりツカツカとミニョの前へやってきた。
俯いて顔を上げないミニョの頬に手を添えると、そっと白い項に手のひらを這わせ、親指で顎を僅かに持ち上げた。
「泣くな!!」
伏せられた眦に大きく粒を描いた様に雫が一粒光っている。
ミニョが瞬きをすると、それはハラハラと床へと落ちていく。
「・・・ミ・・・ニョ・・・」
テギョンの顔がやるせなく歪んでいくと憐情を湛えた顔がミニョへと近づいていく。
「・・・泣くな・・・・・・」
その唇でミニョの目元に触れたテギョンは、零れ落ちる涙を吸い取っていく。
「・・・オ・・・ッパ・・・」
ミニョの手がカーテンを離すとテギョンのシャツを掴んで、ゆるやかに腰へと周り両腕でギュッと抱きついた。
「泣くな・・・」
テギョンは、ミニョに言い聞かせている。
「仕事は変えられない!!これからもこういった事はあるだろう!!
その度にお前を泣かせるのかもしれない!! だけど・・・ミニョ・・・お前・・・だけだ・・・・・・俺を・・・離すな・・・」
「オ・・・ッパ!?」
「お前を愛してる!! (お前しか・・・要らない)」
そう告げた唇が、ミニョの頬に落とされるとカーブを描く顎のラインを辿って、頬に添えられた左手が首筋を這うと僅かにミニョの頭を後ろに引いて上向かせ、唇に触れていた親指がテギョンの唇へと変わっていく。
「・・・ぁっ・・・」
ミニョの吐息と共に微かに開かれた唇にテギョンの舌が忍び込み、逃げ惑う舌を絡め取ると支配するように自身の口腔へと奪っていく。
「・・あ・・んっ・・」
束の間の触れ合いを慈しみ離れていった唇は、再びミニョの頬に触れるとその愛らしい耳元へと寄せられた。
「おいで・・・」
テギョンの声が低く優しく響くとミニョの手を取ってベッドへと誘う。
きちっと整えられた布団の上に腰を降ろしたテギョンは、足を開いてその間にミニョの手を取って導くとその顔を見上げてにっこりと微笑んだ。
「冷たい手だな!?」
緊張してるのかとでも良いたそうにミニョの手を両手で握りこむとその目を見つめながら、指先に口付けた。
その行動に息を呑んだミニョは、恥らって頬を染めている。
すると、グイッと強い力で引き寄せられる。
テギョンの足の間にその体との間に隙間がなくなるほど引き寄せられたミニョは、腰に廻った腕とお腹に押し付けられるテギョンの顔に更に緊張したように体を硬くした。
「ふっ!お前の音が聞こえる!」
脈打つ心臓の音がミニョの体から響いてテギョンに心地よいリズムを与えていた。
「・・・・・・ッパ・・・」
上擦った声を出したミニョは、テギョンの肩に手を置いて瞳を潤ませ赤い顔をしている。
腰から背中に廻ったテギョンの右手がゆっくりと上に向かうとミニョの首筋に添えられて少し強い力で引き寄せ、耳元に唇を寄せると何かを囁き、頷いたミニョがテギョンから離れていった。
暫くすると部屋の照明が落ちていく。
薄暗がりの部屋の中には、僅かに差し込む外界の灯りだけが齎された。
いつの間にか本降りへと変わったらしい雨音が、時に激しく窓を叩いて、時折、激しく光る雷光がカーテンの隙間から光を齎している。
ベッドに座るテギョンは、ミニョの戻ってくる足音に耳を傾けながら、自身のシャツのボタンを外していく。
全てを外して上着を取り去ってしまうと、遠慮がちに前に立ったミニョへ手を伸ばした。
「あっ!!」
転げる様にテギョンの横に仰向けになったミニョは、覆いかぶさる様に体重を掛けてくるテギョンの姿態にゴクッと息を呑んでいる。
その表情に薄っすらと口の端に笑みを刻むテギョンは、無作為に投げ出された左手を掴みゆったりとした仕種で自身の胸へと添わせていった。
静かにそれでも早いリズムを刻む心音がミニョの手のひらから伝わり、顔を上げたミニョとテギョンの目が見つめあう。
どちらからともなく二つの影が重なっていくと、テギョンの胸にあった手のひらは背中へ周り、その両腕で抱きしめている。
テギョンの腕は、ミニョの薄衣に伸びてその肩口に唇を落としながら肩に乗る細い縛り目を外していくとミニョのふくよかな胸が露になった。
恥ずかしそうにテギョンに廻す腕に力を込めてその隙間を無くしてしまいたい様な仕種をするミニョだが、当然テギョンがそれを許すはずもなく、持ち上げられた上半身との隙間にはっきりとミニョの素肌が露になっていく。
「・・・・・・綺麗だ・・・」
テギョンの口から賞賛の言葉が漏れると真っ赤になって自身を抱きしめる様に腕を廻そうとしたミニョの腕が掠め取られ、両手を頭の上に縫いとめられるとテギョンの顔がゆっくりと降りていく。
「・・・ッパ・・んっ・・・」
意図せぬ衝撃にミニョの体が跳ねるように弧を描くと弓なりに逸らされたその腰へテギョンの腕が滑り込む。
一際敏感な、なだらかな窪みへ手を這わせるテギョンは、描かれるミニョの姿態を愛しそうに見つめ、悠然とした仕種で顔を下げていく。
「・・・ミニョ・・・」
愛しいものを呼ぶ声が、低くミニョの耳元へ優しく響く。
その声に熱をあげていく姿態がテギョンの腕の中で昂ぶっていく。
「・・・っぁ・・・はっ・・・ぁ」
吐息が少しずつ切なそうな息遣いへと変わっていく。
「・・・ミニョ・・・!?」
テギョンの頬を両手で包み込んでいくミニョは口付けを求める。
「・・・ぁ・・・は・・・オッ・・・愛・・て・ます」
ミニョの告白を聞いているテギョンは、目を閉じてその唇に従った。
「俺も・・・・・・お前だけだ!」
いつの間にか剥ぎ取ってしまったミニョの衣と自身の衣服を無造作にベッドの外へ投げ捨てたテギョンは、ミニョの背中に手を添えると抱きかかえるように一際柔らかいシーツの海へと沈めていく。その手をなだらかな曲線を確かめるようにミニョの脇腹から這わせると腿を降り立つ手のひらがクッと膝裏を持ち上げた。
ミニョの膝が立ち上がるともう片方も同じように手を入れて立ち上がらせる。
スッとその間に入り込むテギョンは、柔らかな内腿へと舌を這わせた。
「・・・きゃ・・・」
初めての衝撃に身を震わせたミニョは、それでも下を見ることは敵わないようで、両手を口元に当てるとテギョンのされるがままになっている。
膝裏に手を入れて持ち上げるテギョンは、腿の内側からゆっくりと舌を這わせていくとその中心へ向かい、闇色の影を落とす茂みを探ってそこに舌を這わせていく。
既に濡れて光るものを零しているその中心へ長い指を添えるとしっとりと汗ばんで、震える腿を優しく撫でながら、反対側の指をそっと刺し入れた。
「・・・ふぁ・・・んっ」
ミニョの一際高い声が、吐息と共に零れていくが恥ずかしさに顔を覆って首を振っている。
「・・・ッパ・・・・・・・」
「愛してる・・・」
テギョンはミニョの足の間で囁きを繰り返しながら、濡れて光っている泉の中に指を這わせ、その中心で芽を出す蕾へと舌を這わせた。
「・・・ぅふぁあああ・・・・」
ミニョの抑えがたい声が漏れていく。
その姿態にテギョンは己を熱くしていく。
「・・・ぱ、あああぁはッ・・・やっ・・・」
テギョンの頭にミニョの手が置かれ抗議するように髪に触れていく。
「・・・っや・・・ね・・が・・・・」
切れ切れに聞こえるミニョの声が、弓なりにのけぞっていく姿態が限界が近い事をテギョンに教えていくと昂ぶる自身をも更に熱くさせ、己の手の中で果てていくミニョの姿を追い求めるようにそこに歯を立てたテギョンは、一気に指を引き抜いた。
「っはああああああー・・・ぁ・・・っ・・」
ミニョが果てるのを満足そうに愛おしそうに見つめたテギョンは、その身を起こすとゆったりとミニョの頬に頬をぶつけた。
「ミニョ・・・・・・」
「・・・ッパ・・・ぁっ・・・」
整わない息でテギョンを見つめるミニョの瞳には涙が溜り、その瞳を潤ませてテギョンを見ているが、何かを飲み込むように大きく喉を鳴らすと目を合わせながらその手をテギョンへと伸ばして首を振っている。
「・・・ッパ・・・」
その意図を探るようにミニョを覗き込んでいるテギョンは、目元に唇を這わせると頬を両手で包み込んで唇を落としながら小さく良いのかと聞いた。
頷くミニョの唇へ自身が覆いかぶさると口腔を貪り始めたテギョンは、片手をミニョと自身の隙間へと潜り込ませ、己を掴んで泉へと的を射る。
スルッと飲み込むようにそれを受け入れたミニョは、零れる吐息と声を全てテギョンに飲み込まれた。
「・・・っ・・・・は・・ぁ」
テギョンが、規則正しく時に意地悪なリズムを刻んでミニョの姿態に酔っていく。
自身の昂ぶりを限界まで押し上げて、そうさせる女がいて、愛しさしかなくて、自分の限界よりももっと乱れさせる方が良いと昂ぶる姿態に酔っていく。
全てを吐き出して最後を迎えてもテギョンはミニョの体を抱いたまま、額をぶつけ合うと軽いキスを繰り返して愛してると囁き続ける。
繋がったぬくもりから離れたくなくて、ずっとこうしていようと言ってみる。
真っ赤になって何も答えられないミニョは、同じ気持ちだと告げたそうにぎゅっとその背中に廻した腕に力を入れる。
テギョンは穏やかな顔でミニョの肩口に顔を埋めると目を閉じている。
その手が、そっとミニョの髪を撫でながら、何度も行ったり来たりしていた。
「・・・雨・・・止みましたね・・・」
ミニョが柔らかく口にするとテギョンが薄目を開けてああと言った。
カーテンの隙間から漏れる光は、薄く差し込む暖かい光に変わっていて、部屋の中へと差し込んでいる。
「朝になっちゃいましたね・・・・・・」
「・・・そうだな・・・・・・」
「今日は・・・」
ミニョがそう言いかけた時、部屋の入り口でカサッという音がした。
静かな室内に響いたその音はふたりの耳に届いていた。
「何だ!?」
テギョンが、身を起こすとミニョが僅かに身じろいだ。
繋がったままだったことを思い出したテギョンは、目を細めるとミニョの顔を心配そうに覗き込む。
大丈夫ですと小さな声で返ってきたことに安堵して、ベッドから足を降ろした。
投げ捨てた衣服の中からシャツを拾い上げると肩に掛ける様にドアへと向かう。
「何ですか!?」
ベッドへ起き上がったミニョが、布団を胸に引き上げてテギョンを見ている。
封筒を手にしたテギョンは、文字を追うように首を動かすと意地悪そうに唇を上げた。
「オッパ!?」
ツカツカとベッドに戻って来たテギョンは、腰を降ろすとミニョに封筒を渡す。
「シヌからだ!」
「読んでいいのですか!?」
「ああ」
ミニョはそれを読み始めると次第に目が見開かれていく。
「えっ!?えっ!?あっ、あのッ!オッパ!?」
「雨のおかげだな!」
さーてと立ち上がったテギョンは、くるっと向きを変えるとミニョを見下ろした。
「お前の心配も無くなったし!これで心おきなく仕事が出来るな!!」
「はぁ・・・」
力なく答えるミニョは、まだマジマジと封筒に入っていた紙を見ている。
「ふ、それじゃ!汗を流すぞ!」
そう言ってテギョンがベッドに片膝をつくとミニョの背中へと手を入れた。
「えっ!?あっ!?あの・・・」
ミニョが、抗議する間もなくテギョンに抱きかかえられるとスルッと身に纏っていた布団が落ちていき、何も身に着けていない体が露になった。
慌てて自身を抱きしめたミニョは、暴れるようにテギョンに抗議する。
「やっ!!オッパ!!降ろして!降ろしてください!!」
「駄目だ!!」
ギロッとミニョを睨んだテギョンが威嚇するような目を向けた。
「嫉妬した罰を受けてもらう!!」
「かっ!関係ないじゃありませんか!!」
「いいや、大いにあるだろ!?お前があんなに嫉妬するのは始めてだからな!それだけ俺を愛してるってことだろ!」
ミニョの目を覗き込みながらバスルームへ歩いて行くテギョンはとても楽しそうに声を出して笑っている。
「お仕事なくなったんだから、もう嫉妬しません!!」
「ふーん!?そうか!?じゃぁ次もああいう仕事受けようか!?」
悪戯に子供の様な笑顔を向けたテギョンにミニョの体が硬直した。
うんと首を傾げてミニョを覗き込んでいる。
「・・・嫌です・・・」
頬を膨らませたミニョは、俯いて今にも泣き出しそうだ。
「ふ!もう受けないさ!今回は、不可抗力だったが、無くなったんだ!次からはもっと慎重にするから機嫌を直せ!」
そう言ったテギョンは、ミニョの頬にキスをするとバスルームのドアを開けた。
「ま、汗は流させてもらうけどな!!」
やっぱり悪戯に笑ったテギョンは、もう良いですというミニョの言葉に唇にキスを落としてバスルームの扉を閉めるのだった。
★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★
リンのアッパとオンマな感じじゃなくなっちゃって・・・(^J^)
紙に何が書かれてたかは、ご想像にお任せ(^^)ミニョが嫉妬して雨で流れたテギョンの仕事!
CM撮影の予定だったんだけど・・・
一応内容は考えてましたが、それは、また別な物に活かされるかな(笑)
最後まで読んで頂いてありがとうございます(^^)/
