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『言葉の魔法』────
「魔法!ですか」
「ああ」
「それは、どういう・・・」
首を傾けるミニョは、きょとんとしている。
「お前やファンの言葉が俺に元気をくれるって事だ!!」
「そんな・・・」
「そんなつもりが無くてもな! そこにある思いを受け止るんだ!?」
テギョンが嬉しそうにミニョに近づいて肩を抱いた。
「そ・・・」
「お前の気持ちを受け取ってる!
いつもありがとう!
お疲れ様!
頑張って下さい!
応援してます!
そんな、一つ一つの言葉になっ!!」
「僕のはー!?」
足元で座って遊んでいたリンが、振り返って見上げた。
「お前も俺達にいつも言ってくれるだろ!? 」
テギョンが差し出した手ににっこり微笑んだリンは、その手を掴むと立ち上がって、
ふたりの間に立った。
「ふたりが、ダーイスキ!!」
にっこりと満面の笑顔で答える。
「そういうことだ!!」
ミニョとテギョンが笑顔で顔を見合わせた。
「些細な事でも凄く嬉しく思う事ってあるんだ!」
テギョンが片頬を上げてミニョを見た。
「言葉を貰うだけで嬉しいと思えて、元気になれる!」
「だから、言葉の魔法なんですね」
「ああ、そういうことだ!!!」