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『や・・・やだっ・・・ぁ・・・っめ・・・』
『気持ち善いんだろ・・・辞めて良いのか・・・』
『・・・・・・・・・っぁん』
昼下がりのホテルで、意地悪な事ばかり言い続けるテギョンssiに何も言い返せずにただ、黙って、されるがままの時を過していた。
『も・・・ぁあん』
『ふふ、喜んでる様にしか見えないがな』
『・・・ぁふ・・・ぁ・・・』
『自分で・・・動くか!?』
背中に回された腕で、じっとりと汗ばむ身体を引き寄せられて、首筋に触れるオッパの息が、汗を包み込む様に身体を滑り、湿度の変わった汗の珠が身体を滑って、冷たい感触を齎していた。聞かれた事に首を振れば、ふふと笑う忍び笑いが、首の辺りから聞こえ、背中に触れるオッパの手のひらが、上へ下へと背中を擦り、腰に触れたかと思うと、お尻を掴まれていた。
『あっ・・・ん・・・』
そこを開かれる様に両側から掴まれ、僅かに腰を持ち上げられたかと思うと直に下に降ろされた。
クチュと耳に濡れた音が聞こえ、先程よりも深くなった繋がりにそこを締め付けた身体が、伝える異物感に一気に体温が、あがった。
『あぁっ、ん・・・やッぁ』
『うっ、ミニョ・・・きッつ・・・』
オッパの首に回した腕を締め、オッパを倒す様に前のめりに掛かった体重にオッパが、背中を逸らしながら、わたしの胸の下を掴み、その触れる指先が、胸の膨らみを掠めた事にまた違った感覚を呼び起こされ、背中を逸らしたわたしは、深く繋がった部分を更に締め付けるという事を繰り返し、息があがり悶えていた。
『ふ、はッ、あぁ、はッ、はぁ、はぁ、ふ・・・ァ・・・・・・・・・』
『クッ・・・クク』
オッパの背中に向かって吐き出される息にわたしの身体を支えながら、抱きしめているオッパの声が、首の辺りから聞こえ、可笑しそうに笑うその声に翻弄され続けてるわたしは、少し不満を覚えて、オッパの肩に手を置いて、そうっと身体を起し、その顔を覗き込んで見た。
『・・・・・・』
『何だよ・・・随分・・・膨らんでるな』
膨れたわたしの頬を指先で突くオッパの顔は、やっぱり凄く可笑しそうで、笑いを堪えた顔が、わたしを見上げていた。
『オッパが、意地悪なのです!!』
『!?そうは・・・思わないがな・・・』
『・・・・・・』
『折角の二人きりなんだから、楽しませて貰わないと今度いつ来れるかも解らないだろ』
ん!?と意味深な顔で首を傾げるオッパの口元が、綺麗に嬉しそうに上がって、身体を滑る手のひらが余に優しくあちこち触れるから、思わず見惚れ、心地よさにうっとりしていたら、コ・ミニョと真剣な顔で名前を呼ばれた。
『何です!?・・・ん・・・んん・・・』
『この前の仕事・・・どうだったんだ!?』
『えっ!?あん・・・どうっ・・・ってぁ・・・』
真剣な顔で話をする癖に緩く動き始めたオッパに良い様に振り回されながら、揺らされる腰にまた息があがっていた。
『相手役・・・イ・ジュンシンだったろ・・・』
『あっ・・・ん・・・やぁ・・・ん・・・ッパ・・・』
突き動かされる腰に返事を返そうと思う頭が、刺激を与えられて上手く応えられず、オッパの上で上下に揺らされる身体にどんどん熱が上がって、熱くなっていく全身が、切り離された様に、オッパと目が合えば、フッと片頬だけで笑ったオッパにその唇に吸い込まれる様に口付けをしていた。
『んぅ・・・は・・・ッパぁ・・・も・・・っと』
『ふふ、愛してる!?』
『ん・・・サランヘ・・・ヨ』
『ああ、ミニョサランンヘ』
オッパに覆い被さる様に体重を預ければ、寝転がる様に仰臥していくオッパの身体が、ベッドに背中をつけ、その腰に跨る格好になったわたしは、下で笑うオッパの顔を見つめ、息を呑んだけど、呑んだと同時に自分で締め付けた異物感に身体を駆け抜けた戦慄を抑え切れなくて、目をギューッと閉じたら、オッパがクスッと笑っていた。
『も・・・オッパぁ・・・ん』
『ふふ、良い眺めだな』
オッパの腕が、胸に伸びてきて、その先端を摘まれた。与えられた刺激に身体を引こうとしたけど、腰に添えられた手が、身体を前に引き、倒れこむ様にオッパの胸に手をつけば、肩を引かれて、開かれた唇がキスを求める様に濡れていて、その様に引き寄せられる様にまた口付け交わした。
『ッん・・・』
『ミニョ・・・動いて・・・』
『えっ!?』
『う・ご・い・て・・・』
『むっ・・・無理ですっ・・・』
『どうして!?』
『・・・どっ、どうして・・・って・・・』
楽しそうに耳元で無茶を言うオッパに大きく首を振れば、そうかと溜息混じりに呟いたオッパが、わたしの首を掴んだかと思うと一瞬で体制を入れ替えられていた。
『ふふ、お前には・・・まだ・・・早いか・・・』
『えっ!?』
見下ろすテギョンssiのニヤっと歪められた唇とその額の下ろされ、乱れた前髪の下で揺らめいた子供っぽい瞳に妖しい色が光り、驚いて息を呑み、腕に触れたその瞬間、激しく律動を始めたオッパにベッドの上を引きずられる様に脚を抱えられ、深く繋がった部分から零れ落ちた蜜に腰が揺らめいて、目の前を星がちらついていた。
『あっ・・・んっ、ふ・・・ッパぁぁん、やッ・・・はッ・・・』
『う・・・ん・・・ミニョ・・・もっと・・・声を・・・聞かせ・・・て』
口元に手を当てて、漏れてしまう声を消そうとすれば、その腕を持ち上げられ、顔の横に固定されてしまった。両腕を固定されて、激しく蠢くオッパに与えられる刺激にいやいやをする様に首を振れば、降りて来たオッパの髪が首に触れ、ざわっとした感覚と共にそこに噛み付く様に吸い付かれ、変わらず蠢き続ける下半身から齎される刺激と上半身を這い回る唇の感覚に竦む全身に戦慄が走った。
『・・・ん、ミ・・・ニョ・・・』
『ぁ・・・ああぁあああぁあん・・・ッ・・・んぁふぁ・・・』
『ぅッ・・・・・・』
オッパに抑えつけられた手のひらにいつの間にか絡まっていた指先に力が入り、オッパの手の甲を傷付けていた。けれど、それを知るよりも先にドサッとわたしに向かって倒れこんできたオッパの重みを感じながら、絡まった指先が何度も握り直され、そこから伝わってくる熱に浮かされる様に息を吐き出せば、肩で息をついているオッパの身体が動いて、わたしの身体から抜けていく感覚にまた別な刺激を与えられ、腿を伝わる濡れた感じに慌てて脚を閉じようとしたけれど、それも適わず、クスっと笑ったオッパの声に恥かしさが込み上げていた。
『・・・良かった!?』
悪戯な瞳で、横に寝転がり、こちらを見ているオッパの顔から背ける様に顔を傾ければ、伸びてきたオッパの腕が、頭を引き寄せて絡んだ視線を外せなくなっていた。
『ミニョ!?』
まるで、感想を求める様に名を呼ばれるから、そんなの答えられないと思いながら小さく首を振れば、ふっと楽しそうに笑ったオッパが、仰向けになりながらわたしの手を取り、その胸に顔を埋める格好になった。
『たまには、感想を教えて欲しいな』
『!!!!!!』
『どうだった!?』
『どっ・・・ど・・・ど・・・』
『!?あ、ああー解った・・・俺が悪かった・・・』
オッパのストレートな言葉にカーと体温が上がると同時にヒクッと鳴った喉が、むせ返り張り付いた様に言葉が出てこなくなった。慌てて喉を押さえれば、オッパが背中を撫でながら、ペットボトルを持ち上げてくれて、しかし、それをくれるのかと思って手を差し出せば、ニヤッと笑ったオッパが、口に含んで、わたしの顔を見つめ指を動かしていた。瞬時にそれを欲している、わたしは、首を振ったが、膨らんだ頬に水を溜めて、僅かしか近づいてくれないオッパに仕方なく自分から近づいて肩に手を乗せその水を受け取る為に唇を寄せれば、頭を支えたオッパの手がわたしの顎を逸らして、唇から水を注ぎ、零れる水滴に舌を這わせて離れていった。
『・・・ッはッぁはぁはぁ・・・なっ・・・何を・・・』
『美味いか!?』
『・・・っ・・・しっ、知りません!?』
『俺は、上手いのか!?』
『!?!?!?!?』
何を言われているのか全く理解が出来ず、オッパの顔を見れば、クスクス笑いながら、またわたしは抱き寄せられた。
『・・・・・・いや・・・何も言わなくて良い・・・』
『!?・・・・・・・・・』
オッパの腕が、首の下に回され、その胸に包み込まれる様に引き寄せられれば、暖かい胸の中がとても居心地が良くて、ふぁと欠伸を噛み殺せば、また笑ったオッパの腕が、更にきつく拘束して、眠れといわれたのだった。
『話しは・・・また今度だな』
そう言われながら、額にキスをされたわたしは、はいと返事をして、オッパの腕の中で眠りについたのだった。
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