さて、どう読んで楽しんでくれる?( *´艸`)
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「・・・っん・・・ッパ・・・ぁ・・・」
艶めかしい声が耳に付く。
吐き出される息の僅かな合間を指先を小さな旋律が駆け抜ける。
硬く、主張された花芽に歯牙を立て、逃げ場の無い足の震えを抑え込もうとする姿に濡れていた。
トロリと零れて肌を伝わる滑りを掬い上げ、重く、主張を繰り返すそれに手を延ばせば、俺のモノなのに俺とは違う息遣いが聞こえていた。
「ぁ・・・っめ・・・です・・・こ・・・」
こんな場所と言いたいだろう言葉を攫い、潤んで光った涙を無視してキスを繰り返せば、口腔で逃げ惑った舌と腕が、諦めたように絡みついて来た。
「ん・・・っふ・・・っ」
「観念したのか!?」
そう聞いてやれば、俺の背中に回していた腕がシャツを引っ張りあげていた。
「ククッ・・・お前もその気じゃないか」
「・・・オッパのせいだから乗ってあげるだけでっ」
強気な声が掠れてく。
邪魔な衣服が、あちこちに存在するが、今は、まだ、それを剥いでやることは出来なくて、協力的になった体から一枚だけを剥ぎ取った。
「ぁ・・・」
赤く恥ずかしそうに染まる顔にゴクリと喉が鳴るのは、否めない。
色っぽ過ぎて、脈が加速する。
「いいか!?」
こんな状況でそんな事を聞く自分に笑ってしまいそうになったが、剥れた顔に懸命に心中を押し止めその背中を抱いた。
「・・・ゆっくり・・・してくださ・・・い」
俺を見上げた顔の俯いていく仕種のそれは、逆効果でしかなくて狭い車内であることも忘れそうになっていた。
「え、ちょ・・・ッパぁふぁ・・・ん」
「ぅん・・・無理・・・」
「やぁん・・・ッパ・・・ッボ・・・」
「ああ、仕方ないよな・・・俺も自分が信じられなっちっ」
「しっ・・・らなっぁ・・・っはぁっん・・・ん・・・っ」
揺らす律動に擦れるそこがあっけなく弾け飛び、熱が冷めていくのを感じながら、でも、もっと熱くなりたいと思っていた夜だった。