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ピョルィ ヌンムル センイルチュカヘ

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─────『星の涙(1)』 
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流れた涙に心が揺れた。
悔しくて、悲しくて、痛い、この気持ち。
去って行くあの人に向けられた憤りに心が泣いた。
悔しくて、悲しくて、締め付けられた胸に息が出来なかった。
ただ、ただ、一緒に泣いて、声をかける事も出来なかった。

愛してる。
きっとたったそれだけで良かったんだと思う。
抱きしめて。
きっとたったそれだけであの人は、泣く事も無かったんだと思う。
長い時間。
どれだけの思いをその胸に抑え付けていたのだろう。
生まれた日を変えられて、覚えているのは自分とごく僅かな人だけ。
その僅かな筈の人にも裏切られ、荒んだ心に誰も文句は言えないでしょう。

おめでとうとあなたにそっと近づいて。
ありがとうとあなたを抱きしめた。

この永遠が、あなたの涙を乾かす様に。
今年もきっと伝えますね。
HappyBirthday。


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─────『星の涙(2)』
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別れるのが辛くて泣いた。
俺の招いた結果だけど。
俺が傷つけたお前だけど。
その手を離すのが、この身体をすり抜けて行くのが辛くて泣いた。

『許せない』とそう言ったお前に他に何をしてやれただろう。
『見るのは辛いです』と言ったお前に、心が悲鳴をあげていた。

泣くのは、これで何度目か。
辛くて、悲しくて、背中を見送ったあの日以来、何度も何度も泣いたのに。
お前が去って行くことに心が崩れていく。

『もう、大丈夫です』そう言ったお前のあの歌を聞いて、俺の心は、また軋んだ。
『泣くな』と自分に言い聞かせ、お前を捜すエナジーに変えた。
『俺だけを見ろ』『お前を見る事を許可しろ』揺れた心が、せめぎあっていた。

毎日、毎日、お前に愛を届けるから、俺の涙を消してくれ。
お前と祝う誕生日に俺の本当の意味での幸せが描き直され訪れる様に。



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─────『星の涙(3)』
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いつしかやがて時を重ね

重なった時に新しい命を迎え

熱く潤んだ瞳から零れるものが

熱くじんわり心を覆い

笑顔でお前と向き合い

零れた涙さえも嬉しいと思えるように