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────表題『ことばあそび』────
「ここは!?」
「そこか・・・・・・試してみるか!?」
ぶんぶんと頭がもげてしまうんじゃないかと見えるほど激しく首を振るミニョに
腕を伸ばしたテギョンは、耳に口を寄せ、真っ赤になった顔を引き倒していた。
「ぅんん、じゃぁ、ここ・・・」
「さぁ・・・どうだろうな・・・」
寝そべってじっとしているだけのテギョンは、時折、肩を震わせているが、
ミニョには伝わっていないようだ。
「んん・・・ここは!?」
「んっ、ぁ、パボっ・・・」
「あは、ここですねっ」
嬉しそうに頭をもたげたミニョは、テギョンの顔を見上げ、また俯むかせた。
「ふふ、オッパ・・・好きですよ」
「ああ、俺もだ」
髪を撫でるテギョンの手のひらに後押しされるようにミニョの頭も上下していた。
「ふぁっ、っち・・・を立てるなっ」
「ん、オッパもいつもしますー」
「俺は良いんだよっ」
「そんなのずるい・・・った」
「ふ、ん、それならお返しだ」
「やっ、ぁ・・・んら・・・め」
艶っぽい声が、テギョンの胸に落ちている。
「っは・・・パッッボ、やめろって・・・」
「オッパがやめてくれたらやめまっん」
唇を一文字に結び、眉間を寄せたテギョンは、ミニョの二の腕を掴んだ。
「えっ、あ・・・」
「ふ、力で俺に敵う訳ないよな、コ・ミニョ」
「そっ、それはー・・・」
恨めしそうに見上げたミニョは、さらさら流れて目元を隠したテギョンの髪を
掻き上げながら首に腕を回した。
「んん・・・オッパの負けですよね」
「あん!?」
「だって、感じたのでしょう!?」
悪戯っぽく笑ったミニョにぎょっとして黙ってしまったテギョンは横を向いた。
「ふふ、オッパも弱いところあるのですねー」
「パッ、パボッ!当たり前だろう!お前ばかりが感じてる訳じゃ・・・」
「ふふん・・・嬉しいですっ」
ミニョがテギョンを引き倒し、重なった唇が音を立てて離れた。
「ふ・・・ん・・・俺の負けで良いけどな・・・続きさせてくれるんだろう!?」
じっと見つめ合ったふたりは、コクンと頷いたミニョの合図にテギョンが、背中に
腕を回していたとある夜の出来事だった。
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何をしていたかは、お考えあそばせー(*'▽')
ごちそうさまでしたー(///∇//)