本人には、内緒!内緒で内緒なプレゼント企画だよん!
すずらん家のリンが、欲しいと前から言われてて・・・ほんのすこぉしだけお裾分け!
ママ似(^^)の女の子(^Ⅲ^)出産おめでとう!!
そして一先ず、お疲れ様!❦子供の成長は、大人の更なる成長でもあるよね・・・
そうやって繋がっていくんだよね♪次のStepへgo!
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「女の子!!」
「そうですって・・・お母様に似た可愛い女の子らしいわよ」
「本当!」
「ええ、リンをお婿さんに欲しいのですって」
どうするとリンを見たミニョは、こちらもまだ小さなソリを抱えて、お乳を含む小さな口元を柔らかいタオルで拭っている。
「えー!そんなの言われても、僕、よくわからないよー」
ミニョの隣に腰を下ろして、ソリの動く口元を見ていたリンは、一生懸命に動いている膨らんだ頬を見てミニョの腕に縋る様に、覗き込んでいる。
「リンもこんなでしたよ」
ソリの顔を見て、リンの肩を引き寄せる様に抱いたミニョは、ミニョのシャツを掴んで見上げているリンに目を細めると、懐かしいわねと笑い、ゲフっと聞こえたソリの曖気(あいき=ゲップの事、噯(おくび)とも表記するよ)に背中を軽く叩きながら、抱える腕を変え、服を直している。
「ふふ、でも、ほら!ソリには、沢山、居るでしょう」
ミニョが、ソリを身篭ってからこちら、テギョンも家で仕事をする事が増え、リンのバンド仲間でチングでもあるユソンもジュンシンもこの家に入り浸っていて、ミニョの出産の頃には、すっかり、女の子ならお嫁さんと決められていて、テギョンとの間で、時期早々な話が、繰り広げられ、そこにいつの間にか、ミナムの双子の息子達も加わって、すっかり、小さなソリの取り合いが、始まっていた。
「うーん・・・それも、よくわからないもん!ヒョン達はねー、オンマに似てるからって言うんだよ!でも、僕は、オンマの方が良いもん!」
ソリを抱きながら立ち上がり、ベッドに寝かせて、あーあーと声を発して手を上げる小さな顔の前で玩具を翳して手で振ってみせるミニョは、きゃっきゃっと笑っている顔を見てまた目を細くしている。
「オンマに似てるかしらね」
「アッパに似てるよね」
「あら、そう思うの」
「うん・・・だって、僕と同じ顔してる」
「あら、だったら、オンマにも似てるって事ですよね」
ミニョが、リンの額に触れて、その髪を少し掻き揚げると、両手で自身の髪を掻き揚げたリンが、アッパでしょと笑い、次にバサッと髪を前に降ろして手を額に水平に翳して見せた。
「こっちは、オンマ!?」
「ふふ、そう見えるみたいね」
「お口尖ったら似てないよね」
「ふふ、それは、アッパのお口」
「こっちは!?」
リンが、頬を膨らませて、両頬を突いて見せるとミニョの頬がすこぉしだけ膨らんで、リンが、その頬に手を伸ばして突いている。
「オンマ、こんな事してますかぁ」
ソリと遊びながらもリンの顔を見ているミニョは、触れられている指先に益々頬を膨らませている。
「してるよー!ソリもしてるのー」
「ふふ、ソリも!?」
「うん、ほら」
あー、あーと声を出しているソリのベッドを覗いて指を指したリンは、ベッドの格子を掴みながらしゃがみ込むと横からソリを見てね、とミニョを見上げて首を傾げ、同意を求めた。
「あら、ほんと」
「あはは、オンマと一緒」
「ふふ、私の天使達ですからね」
「俺達の!!だろ」
ソリのベッドの傍らで、リンの肩を抱いて、膝を突いたミニョにテギョンの声が被り、リンとミニョがリビングの入口を振り返ると沢山の箱や紙袋を回りに置いて、両手にも紙袋を提げたテギョンが立っている。
「オッパ・・・お帰りなさい」
「アッパー!なーにそれー!!凄い荷物ー」
リンが、駆け寄ると、幾つかの袋を渡したテギョンが、お前のだと言って、ミニョに近づいてきた。
「ただいま・・・」
「おかえりなさい・・・あの、どちらへ行かれてたのですか!?」
「ああ、出産祝・・・」
ミニョが、テギョンに訊ねているその横で、ソリの瞳と首が、まるでテギョンを確認する様に上を向き、伸びをする様に体が動くと時期にコロンとうつ伏せに転がり、だぁと声を発して、ミニョが、大きな声で叫んでいる。
「オオオオオオオッパーーー!!!みっ、みっ、み、見ましたかぁ!!!!!」
ソリのベッドのその脇で興奮気味にソリを覗いているミニョにダダダッと駆け寄ってきたリンが、わぁとミニョと顔を見合わせると、ふたりで、きゃーと手を取って、歓声を上げた。
「やったー!!」
「やりましたね!!!リンよりも少し早いかもしれないですね!!」
「わーい!!じゃぁ、次は、立つんだねー」
「そうですねー!いつになるでしょう」
興奮気味で抱き合ったふたりの前で、テギョンは荷物を置くと、ベッドのソリに腕を伸ばしている。
「俺を待ってたんだな」
ソリを抱き上げたテギョンが、その腕の中に小さな身体を抱き締めるときょとんとしたミニョとリンが、揃ってテギョンを見上げた。
「ふふ、俺が帰ってきたから、ソリが、新しい事を覚えたんだろう」
首を傾げるミニョの前でテギョンが、ソリに頬を寄せるとソリが擽ったそうに目を閉じて笑い、テギョンの顔に手を伸ばしている。
「ちっがうよー!!アッパ、何、言ってんのー!オンマと僕がソリに教えたんだもん!!」
ミニョの腕の中で、こちらもミニョに頬を寄せているリンが、テギョンに向かってひとさし指を突き出したが、その指先をテギョンは、鼻で笑いながら見た。
「ふふん、だが、ちゃんと出来たのは、初めてだろう」
「・・・そう、ですけど」
ミニョも少しだけ不満そうにテギョンを見上げ、頬を僅かに膨らませている。
「俺の力だな!ソリは、俺を見る為にやったんだ、俺を待ってたんだよ」
「ちっがうのーーー」
ミニョの首に腕を回したリンは、剥れて、膨れてミニョに助けを求める様にその顔を見るとミニョがクスっと笑ってリンを膝に乗せた。
「ふふ、どちらでも良いです!ソリが、またひとつ成長したって事ですからね!!それに、リンは、オンマの前だけでしたから!」
「そうなのー」
ミニョが、膝に乗せたリンの腰に腕を回して、その頭に顎を乗せると上を向くように首を動かしたリンが、ミニョを見上げている。
「そうですよー!アッパには、動画を送ってあげました」
「チッ!お前、その頃から、ミニョ好きか」
「オンマが、好きなのは、当たり前でしょ!!アッパより好きだもん!!」
ミニョが、テギョンを見上げ、リンも見上げるとソリが、テギョンの顔を押し退ける様にミニョに腕を伸ばして、きょとんとするミニョとあはと笑ったリンが、それぞれ膝から降り、立ち上がるとソリに腕を伸ばしたミニョが、テギョンの腕から受け取って抱え直した。
「ふふ、オンマもリンとソリが、好きですよ」
ミニョの腕の中であーと声を出して笑っているソリに頬を寄せたミニョにリンは、テギョンの隣に立ってニヤっとして見せ、リンの顔に唇を尖らせてそこを曲げたテギョンが、リンの頭に手を置いてクシャっと髪を撫でた。
「俺、は・・・」
低く呻る様な声音で、リンの髪を撫で続けながら、ミニョに聞いたテギョンにリンが、腕を伸ばしてテギョンの手を掴んでいる。
「もちろん!!・・・・・・・・・拗ねるアッパも、可愛いくて好きですよ」
ね、とソリの顔をテギョンに向けて、頬を寄せながら、手を繋いで前に立っているテギョンとリンを見たミニョは、嬉しそうに満面の笑みを浮かべ、その顔にテギョンの頬がほんのり染まって、うろたえている。
「かっ、可愛いってなんだよっ!」
「可愛いくて、格好良くて、素敵に輝いているアッパが、大好きです」
「僕も輝くよー」
テギョンと繋いだ手を上に挙げて、万歳の様なポーズをとったリンにまだ僅かに動揺が見え隠れするテギョンは、チッと舌打をするとリンのお腹に手を伸ばして抱き上げ、ミニョの傍らに寄ると、まるで円を描く様に四人で、顔を見合わせ、テギョンがミニョの肩を抱いた。
「ふん、お前が輝く頃には、俺はもっと遠くにいるさ」
月を連れてなと囁いたテギョンの言葉は、ミニョの耳元にだけにそっと落とされ、リンには、誰かが来るさと届けられたのだった。
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こんばんわ☆テギョンssi「リンの相手の女の子の」出産祝い買いに行ってたのね(^^)/
なのに、ソリに美味しい所、持っていかれたわ( ´艸`)
というか、ここの「テギョミニョリン」は、やっぱり、何か(誰か)を取り合うらしい(^Ⅲ^)
久々のこのお話!!最後までお読み頂きありがとうございます(*^▽^*)
あーあ、なーんか、イマイチなのはいつもの如く否めなかった(;'∀')
本日もご訪問ありがとうございました(*^▽^*)