カラー・オブ・フェアウェル (27)番外────
♥行間の空白で時間を感じて、リズムで楽しんでね♥
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酔ってるのかと問われれば、酔っている・・・
何にと問われれば・・・お前にと答えよう・・・
「いっ、や・・・そ・・・それは・・・そ・・・ぁん」
嬉しいと言ってくれないのか!?
愛していると言ってくれないのか!?
「オ・・・オッパぁ・・・」
嬉しいだろう!?幸せだろう!?俺に、ここまで言わせるお前・・・
「そ、それはぁ・・・ぁ・・・んふぁ・・・」
約束は、一晩限り・・・お前をこの手にする為・・・
「ん・・・ッふ」
この手の中にお前を抱きしめる為・・・
お前とだけ過ごせる時間が欲しい・・・
お前だけ見つめる時間が欲しい
お前とあいつと三人で過ごすのは嫌いじゃないけど・・・
お前とこんな風に出来ない事が俺を苦しめる
「オ・・・オッパ!?」
少しだけ、そう、少しだけ苦しいんだ・・・
お前を抱けない時間・・・
お前と抱き合いたいのに
お前を抱きたいのに
お前に俺を求めて欲しいのに・・・
「っん、ふぁ・・・ぁ」
お前は!?
お前は俺を欲しがってはくれないのか!?
お前は、俺を・・・
「オッパ!も・・・ぁ・・・ふぁ」
「ああ、煩いなぁ・・・いつまで俺にしゃべらせる気だ・・・」
「オ、オッパがわたしの話を聞いてくれないんじゃないですかぁ!」
「あ!?話!?」
「ん・・・もうぁ、だから!酔ってますよねっ!!!」
「ん!?ああ・・・酔って・・・いる・・・かもな」
「ん・・・リンとした約束って何なのですか」
「ぁ!?ああ、それなら、今、してるだろう」
「今!?・・・って・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・自分で脱ぐか!?」
「はぇっ!?」
「・・・自分で脱ぐのかっ!?それとも脱がして欲しいのか!?」
「・・・・・・・・・っ真面目な顔で聞かないでくださ・・・い」
真面目な顔じゃなければどんな顔が良いんだ!?
「ぁ・・・っや・・・だから、オ・・・ッパ・・・っめ」
真面目な顔でお前を誘っても・・・疲れてますねと俺を嗜めて
お前は!?
お前も疲れているのかと聞いた俺に首を振って・・・
「ず・・・ずるっ・・・ぁん」
なぁ、コ・ミニョ・・・お前は俺を欲しがってくれない・・・
俺はこんなにお前が欲しいのに・・・お前は・・・
「そ・・・ぁや・・・ん・・・んな・・・こと・・・っ」
無いって言えるか!?
リンが寝ているからって、俺をないがしろにしてないか!?
「オオオオオオッパぁ!そんな事を思っているのですかっ!」
・・・・・・いいや・・・思ってないぞ・・・・・・・・・
「思ってないのに何でぞんな事言うのですかぁぁ!」
・・・・・・う・・・ん・・・意地悪!?
「は!?・・・ぇ・・・あぁん」
うーん・・・お前を落すには虐めるのが一番手っ取り早い・・・
リンとした約束は、お前を独り占めする為の取引だしなぁ・・・
「あ・・・も・・・オッパ・・・離っ・・・」
離しても良いけど・・・最後まで付き合ってくれる!?
「・・・・・・・・・・・・」
なぁ・・・コ・ミニョ!?
「オッパのパーボー!断る理由が全く見当たっ!!!!らないで、す・・・」
ふ、素直なお前が好きだ
「オッパなんか嫌いですっ!」
予感はしていた癖に・・・お前も大人になったんだな!
「子ども扱いしないでくださいっ!オッパが変だなぁって思っていただけです!」
そうか!?ああ、お前に寝ようって言ったら素直に眠るだろう!?
「・・・・・・」
否定できないだろう!
お前ってそういう奴だよ
「・・・だって・・・オッパはしたい時って・・・呼び出すじゃないですか・・・」
いつもじゃないだろう!
それにリンが居るから家ではしずらいしな
「うっ・・・もういいですっ!そっ、それより!お風呂に入りたいです!!」
ああ、そうだな・・・
続きは風呂でする事にしよう
「!!!!!!!!!!!」
ああ、どうせ逃げられないんだから、無駄な抵抗をするな
明日は午後までこっちに来るなとリンに伝えたし
まだ零時前だしな・・・朝までたっぷり・・・
「も・・・もう・・良いです!!何も・・・言わないでくださいっ」
そう!?じゃぁ、これだけ言わせて!?
「・・・・・・」
今日も誰よりもお前だけを愛してる