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ファースト・ミッション!?

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見上げるミニョの顎のラインにそっと手を添えたテギョンは、言葉もなくただじっとそこに触れていた。
膝枕をしながらテギョンのくれた未完成な曲を目を閉じて聞き入っていたミニョは、イヤホンを外すと長い髪を左へ流しながら少し首を傾げて見つめている。
いつも、優しくそっと包み込みように触れてくるテギョンだが、この日の触れ方は、僅かに違った感じをミニョに与えていて戸惑いを隠せなかった。
「どうされたのですか!?」
ミニョは、少しの違和感を持ってテギョンに問うが、その口も閉じられた瞼も何も答えなかった。
ただ、何かを考えミニョに触れ続けている。
「オッ・・パ・・!?」
ミニョの瞳が、不安そうに、不思議そうに、複雑な色を宿していくが、テギョンは、返す手の甲で、ミニョの頬へと触れ続けている。
僅かに関節が、ミニョの柔らかい肌を引っ掛けて滑り、落ち、また登っていった。
何も言わないテギョンに不思議顔のミニョは、右手を伸ばすとそっと、同じように触れている。
ビクッとなったテギョンの顎が、僅かに震えゆっくり開けられた目で、瞳で、テギョンとミニョが、見つめ合うとテギョンの瞳が、揺れた。
「なぁ、ミニョ・・・」
テギョンが、吐息のように口を開く。
「なんですか!?」
ようやく口を開いてくれたことに少しほっとしたミニョの明るい声が響いた。
「明日から・・・休みだよな・・・」
変わらず何かを考えているテギョンは、膝の上からミニョを見上げて聞き、その声音に先程の安堵が、少し吹き飛んでしまったミニョは、不安そうに口にした。
「そう・・・ですが・・・」
クッと目を閉じたテギョンが、そうか、と言いながら体を起こした。
ミニョの膝から起き上がったことで、ほんの僅かな距離と向けられる背中が不安を誘うのか、ミニョは、口元を覆って俯いている。
テギョンが、背中を向けたまま、ミニョへ話を始めた。
「コ・ミニョ・・・・・・嫌なら嫌と言ってくれ!」
何故か、前置きをするテギョンは、胡坐をかいた膝の上で組んだ両手を口元に当てて俯いていた。
「な・・・んです・・・か・・」
ミニョの不安そうに揺れる声が漏れ、振り向いたテギョンが、肩越しに泣きそうな顔を目にして、ゆっくりとミニョへ近づいた。
「ばっ・・・ちっ、違う!!泣くな!」
既に涙を溜め始めた大きな瞳を覗き込むと片手で頬に触れた。
「違う・・・の・・ですか!?」
ミニョが、震える声でテギョンに聞くと、ふっと優しい笑みが零れた。
「お前の考えてるようなことじゃない・・・」
優しく髪に触れるテギョンは、少し、不安な瞳をしているが、ミニョは、それには気付いていない。
向き合うふたりの間に少しの沈黙が流れるとテギョンは、そっとミニョの背中に手を廻し、グッと自分の胸に頭を引き寄せた。
息を吐いて、小さく話し始める。
「お前の・・・嫌が、ることは、したくないんだ・・・これだけは、知っていて、欲しい・・・」
曲げられた腕の間に抱えるミニョの頬に溢れてしまった僅かな雫を親指で拭いながら、テギョンは、ミニョを覗き込んで笑みを零す。
少し顔を上げたミニョは、どこか、真剣なテギョンの様子に不安を抱えながらも、震える胸を押さえて話を聞こうと頷き、耳元に寄せられる唇が、空気を震わせ、こそばゆい感覚を肩に胸に落としていたが、グッとそれを堪えている。
「おれは・・・・・お前が、大事だと思ってる!」
そう改めて話を始めるテギョンは、何かを耐えるような、言いづらそうに言葉を捜して紡いでいる。
「その・・・なんと言っていいのか、解らないんだが・・・」
テギョンの真剣な声と、いつもと違う、歯切れの悪さにミニョは不安が募っていく様で、テギョンの胸元のシャツを掴んだ手が一瞬緩まり指が彷徨いかけるが、また拳を握ってしまった。
「こうして、ふたりで過ごすのは、好きか!?」
「・・・は・・い・・・」
テギョンの胸元に吐息を零してミニョが応え、その背中に絡められるテギョンの指先は、祈るように交差していくと首筋に顔を落とすして俯いた。
「俺も、お前といると安心する」
ミニョは、髪を揺らす声にただ、耳を傾けている。
「なぁ、ミニョ・・・俺と・・・もう一歩、進んでも・・・いいか!?」
ビクッとなったミニョの体が、テギョンから離れようと動いたが、テギョンの腕は、少し狭めたミニョの行く手を遮っている。
「逃げるな・・・!ちゃんと・・・聞いてくれ・・・」
テギョンの痛みを伴うようなその声音は、ミニョの胸も痛めつけ、胸に手を当てたミニョは、小さく息を吸い込んだ。
「お前に俺を刻みたい・・・」
テギョンの声は、震えを伴って不安が現れ、震える手のひらをテギョンの胸に置いたミニョは、戸惑った指先をまげ、俯いたまま答えた。
「そ・・れを・・・わたしに・・聞くのですか・・」
ミニョの声も震え、戸惑いが現れていて、けれど、拒絶では無いと判断したテギョンは、もう一度ゆっくりと言葉を選んだ。
「・・・ミニョ・・・頼む・・間違えないで、聞いてくれ・・・」
天井を見上げ、自分にも降りかかるように声を発した。
「おれは、お前が・・欲しい・・・お前は!?」
テギョンの腕の中で、ギュッとシャツを掴んでいるミニョは、唇を結び直して一気にまくし立てた。
「わっ・・・わたしだって!わたしだって!ファ・・・ン・テギョンssi・・・が欲しいです!全てをわたしの物だと・・・思いたいっ・・・・・っ・」
零れる涙を拭うことも忘れたミニョは、テギョンを睨みつけている。
「ミニョ・・・泣くな・・・泣かないで、いいか!!良く聞け!」
そう言ったテギョンは、ミニョの耳の裏側に両手を差し込み、グッと頭を持ち上げると、正面からミニョと向き合った
「俺の・・・髪の毛一筋までも・・・全てがお前の物だ!俺の全てをくれてやる!だ・・から・・・俺にも・・お前の全てをくれ!」
真剣な、テギョンの瞳が強く光を湛え、零れそうな涙を瞼を閉じて落としたミニョは、見開かれた目尻を下げ、ミニョの唇の僅かなyesを最後まで見届ける事もなく、微笑を刻んだテギョンは、、呟くように囁くように唇をミニョに押し付けた。
「・・んッ・・・ぁっ・・」
ミニョの開かれた唇に落ちるテギョンの唇は、零れる吐息を飲み込むように今までと少しだけ違う大人のキスだ。
触れるだけのキスよりも全てを攫って飲み込むようなテギョンのキスにミニョは、震える手をテギョンの背中にそっと廻していく。
「・・・オッ・・・パ・・・」
「・・ミニョ・・・」
ギュッとシャツを掴んでいる手に触れたテギョンは、その手を包み込んで持ち上げると手の甲にキスをして、ミニョの目を見ながら手のひらへも唇を押し当てた。
恥ずかしそうに目を細めてそれを見ているミニョは、口元を覆い隠し頬を染めている。
「オッパ・・・」
「ミニョ!お前の・・・全てを・・・」
テギョンの唇が、ミニョの人差し指を捉え、そっと口に含んだ。
「・・・ぁっ・・・」
小さく震えるミニョは、含まれた手を引きかけるが、テギョンに攫われる指が増えていく。
たったそれだけ、なのに、電気の走る衝撃がミニョの中に生まれていた。
「オ・・・ッパ・・」
愛おしむように、慈しむように、テギョンは、再びミニョの手のひらにキスをすると、口角をあげ、そっとミニョの首筋に腕を廻した。
ゆっくりベッドへ倒していく。
「間違えないで・・・お前が・・・本当に嫌なら・・・」
テギョンが、ミニョの瞳を見つめながらそう言いかけたが、その唇は、ミニョの手によって塞がれてしまった。
「オッパ・・・それ以上・・・言わないでくださ・・い」
ミニョが、テギョンの頬を包み込み両手を上げて、見上げた。
「間違えないでください・・オッパのぜ・・んぶ・・くだ・・さ・・」
真っ赤になりながら、僅かに目線を逸らすミニョは、一生懸命思いを伝えようとテギョンの顔を包み込む。
その言葉、目を閉じて首を僅かに振ったテギョンは、思いを受け止め、ゆっくりと、ミニョの肩に顔を埋めていく。
「ミニョ・・・サランヘ・・・」
「はい・・・」

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ふたりの初めて編・・・途中っぽいですが・・・続きは、別バージョンがあったなぁ・・・
と思いつつ妄想終了
ミニョは”ソレを知らない娘”ではないと思うので・・・
こんな感じ!聖書の中にもそういうオベンキョは、あるらしい・・・( *´艸`)
考えるほどに長くなっていくので、一本としてUPしたいすず的にあまり、続きたくない等・・色んなこと考えてしまった!
限定にするにする程じゃないですが・・・楽しんで頂けたら嬉しいです(^・^)
最後まで読んで頂いてありがとうございました!