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今夜。
今夜と言ったきり
黙ってしまったお前に、
赤くなって俯いてしまったお前に、
その続きが聞きたくて、
その続きを言わせたくて、
乗せた膝の上で身じろぐお前に
小さなキスを繰り返す。
「・・・オッ・・・パ」
「何がしたい!?」
「・・・何っ・・・て」
「パジャマ捲っても良いか!?」
「ふぇ!?」
ペロンと臍の辺りを捲り擦り上げれば邪魔な手が伸びてきて。
「オオオオオッパ!!」
「良いだろ別に」
嫌がってる訳じゃない癖に。
「そっ・・・」
「今夜の続きを言えないなら代わりに言ってやろうか!?」
「ほぁぇ!?」
俺の手を包み込むだけのお前の期待を煽る目が好きだ。
「ぁ・・・ッパ・・・」
白い首筋にほんのりピンクを色づけて。
くてんと俺の肩に息を落として。
背中に滑らす掌にお前の喜びが伝わってくる。
全身で俺を求めてる癖に。
どこまで我慢するつもりなのか。
「なぁ、コ・ミニョ」
上ずる息は、返事も奏でず、俺を見つめる目だけで訴える。
「ふ、俺の負けか」
「オ・・・・・・ッパ」
押し倒す俺を見上げる目に口づけて、
さっきの続きを俺から言おう。
「コンヤ、アナタガホシクテタマラナイ」
近づけた頭に耳元に齎された掠れ声が、俺の衝動を止まらなくするだろう。