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「・・・・・・あああああー・・・やぁ・・・ん・・・ッパー」
ヒクリと震えた細い体が、腕の中で落ちた瞬間、艶やかに微笑んだテギョンは、
抱き込んだ身体をベッドに沈ませ、柔らかな羽毛の海に身を絡めとられたミニョは、
目を開ける間もなく、重なった唇にまた息と声を奪われ、ふくらみを這い回る掌が、
小さな蕾を捉えた瞬間、捩った身体にまた戦慄を走らせていた。
「・・・ぁ・・・っん、ふ・・・」
「まだ・・・」
迸る汗が空(くう)を舞い、ヒュンヒュンとエアコンが奏でる音と蒸気に部屋の温度は、
常温を保っているが、白い海の中は、熱く滾っている。
「も・・・ぁ・・・ぅ・・・」
「ん・・・もっと・・・してほしい!?」
滾る空間に熱い身体から目に見えない蒸気がミニョを包み、か弱く空に伸びる腕は、
ふわりと重ねられた腕に力強く抑え込まれた。
「ぁ・・・ッパぁ・・・テ・・・」
「ああ、幾らでも・・・啼、けよ・・・啼いて・・・俺に感じさせて・・・」
「ん・・・あ・・・は・・・や・・・ぁ・・・んっ・・・」
「足りないだろう・・・足りないんだ・・・ミニョ・・・もっと・・・」
開かれる最奥の扉へ向かうテギョンの鍵は、潤む油を纏って錠前を探っている。
「ぁ・・・ぁゃああああああ」
「っく・・・ミニョ・・・き・・・つ・・・」
「・・・は・・・っ・・・ぁん・・・ッパぁ・・・ら・・・」
絶え絶えな声を掠れる息を歪む顔を優しい微笑みで吹き飛ばすテギョンに
伸びるミニョの口角があがり、伸びた腕を捉えた掌が唇を押し付けた。
「ぁは・・・っ・・・ふ・・・あん」
「ふふ、気持ち良い!?」
「ぁ・・・ッパ・・・こっそ・・・」
「ぅん・・・お前だからな」
「あ・・・ら・・・っん」
「どうして!?」
「そ・・・ぁふ・・・っんん」
掌は、唇に侵され、指先がひとつ、またひとつと口内へ消えていた。
「やぁ・・・そ・・・れ・・・だ・・・」
「感じるのか!?」
「・・・っ」
「わ・・・ばっ・・・ッ」
「ヒィヤァ・・・」
羽毛の海に沈む身体が、鍵を弾き、中途半端に開いた扉は、とろりと油をはじき出している。
「あ・・・・・・・・・」
「ったく・・・お前には、ムードもへったくれもないんだな」
「・・・・・・む・・・わたしのせいじゃないです・・・」
ぽたりと零れる油に混じり、油光混じりの鍵が、掌に重そうに乗せられた。
「ふ・・・ん・・・そう・・・なら・・・」
俯き加減の顔を慌ててあげたミニョは、枕を持ち上げて顔を覆っている。
「や・・・嫌です・・・」
「ま、だ、何も言ってないだろう・・・」
「い・・・言わなくても・・・良いです」
「そうなのか!?」
「あ・・・あれは・・・だ・・・」
「だめとは言わないよな」
ヒクリと震えたお腹に乗せられた掌が、ミニョの腹部を這い回ると伸びた足が引き寄せられた。
「だめという前に教えろ!感じるんだろう!?」
「っ・・・」
「知りたいと思うのは男の本能だ」
「そ・・・そんなの知らなっ・・・あ・・・」
「逃げるなっ!なぁ、ミニョ・・・教えて・・・」
「しっ、知らないでっすぅ・・・ぁ」
くるりと反転するミニョの身体に再び押し付けられる鍵は、臀部を擦り、
また扉へ潜り込んでいく。
「そうか!?なら・・・身体に聞いた方が早いか!?」
「えっ!?ぁ・・・やぁ・・・ッパ・・・だ・・・」
「ふ、だめ・・・もっと愛させてコ・ミニョssi・・・サランヘヨ」
「・・・・・・・・・ッパのパボっ!ぁ・・・サランヘ・・・ヨ」
沈む鍵に潤む油を蜜蠟に変えて、容(かたち)を記憶する恋人たちの夜が更けていく。
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あんにょん(^^)/
特になーんの意味もない、いつもな”どっかのベッドの上”な話でしたぁwww
お粗末さまでしたぁ!楽しんでもらえたかなぁw
BlueMooNで書いてる『扉―砂の鍵―』についてリクをいただきましたの(^^♪
これがひとつの答えですわwww
あの話(詩)は、もともと『扉に差し込まれる鍵』と『異空間妄想』で出来ているので、
ミニョちゃんの中に押し入って葛藤しているテギョン君という妄想でもあるし、
天使と悪魔の要素も勿論あるけどそれは、もう一匹で『切ない話』を織り交ぜて
書いているので、すず的にはコメディチックに書いてみた(開き直り(^Ⅲ^))ミアネよー( ;∀;)
最後まで神妙に書くと切なさ満載になので、それはなるべく避けました(=⌒▽⌒=)
が、どう感じたんでしょう(笑)楽しんで頂けたことを願いまして|д゚)seeyou(^^)v