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SideStoryOf~Moonbeams―No9(2)

 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★ 

かれこれ書き続けて・・・決まらなかった・・・(^^;)
すずじゃないテギョンが混じってるけど、まぁ、良いや~(笑)
近頃、あちらの更新も冷え冷えして、限定公開する為に書き直してる方が忙しかったりしてまーす(^^)/~遊びに来てくれてる人もいるみたいで、ありがとうございますです(^_^)/
萌えて燃えて燃え尽きて~❦灰になった~けど、まぁまぁ発揮o(^▽^)o
こんな感じになっちゃったー(;^ω^)楽しんでもらえるといいなぁー(^^)/
それにしてもオルマナ チャンピョーン
(長編です・・challenger・・ッテgameがあったな・・・モッ一回ヤリタイ(笑))
 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★ 


ベッドルームは、枕元にオレンジ色の光が灯り、リビングスペースから差し込む光だけが、足元を照らしていた。
それを頼りに進むテギョンは、ミニョをベッドに降ろすと、無言のまま、扉に向かって立ち戻り、その明かりを締め出していく。薄暗い部屋の中で、扉に手を残したまま振り返ったテギョンが、枕元の僅かな明かりを頼りに、目を細め、暗いなと呟くと固まって前を見据えていたミニョが、ハッとした様にそちらを見ている。

「オッパ、大丈夫ですか!?」

心配そうにテギョンを見つめるミニョにああと返事を返したテギョンは、ゆっくり足元を探りながら歩き始め、
薄暗がりでもテギョンの姿がはっきり見えているミニョは、スクッと立ち上がるとテギョンの元に歩いて行く。
ベッドまではたいした距離はないが、暗がりに伸びたミニョの指先が、テギョンの指に触れると、無言で手を握り合ったふたりは、ベッドに戻り、布団を探りながら腰を下ろしたテギョンに対して、ミニョはそこに立ち尽くし、繋いだ手の先を見上げたテギョンが、どうしたと聞いた。

「・・・・・・」

テギョンの顔を見つめているミニョは、無表情だが、小さく口を開いて唇に触れた左手が爪を噛む様に添えられている。

「コ・ミニョ!?」

テギョンが、ミニョの名を呼びながら、繋がっている手を引き、優しく甲に口付けをするとミニョの体が僅かに動き、先程のテギョンの言葉を思い出したのか、表情が変わった。

「あっ、あの・・・」

「約束だ」

テギョンの静かだが、有無を言わせぬ低音が響き、その声に喉を鳴らしたミニョは、繋がれた手を強く握り返された事に戸惑いを見せている。

「あっ、あの・・・」

搾り出すように二の句を告ごうと口を開くが、出てくる言葉は、動揺が現れ、しどろもどろの問いかけで、じっと黙って聞いているテギョンは、ミニョを見上げ、その顔は、緩やかに口角をあげると優しい微笑を浮かべ、次の言葉を待ち続けていた。

「・・・約束・・・です・・・」

無理を強いているつもりも無いであろうテギョンにミニョが、諦めたように戸惑いの現れた手を何度も食み小さく口にすると駄目かと心許なく呟いたテギョンの顔が下に向けられたが、その様に慌てたミニョは、爪先をツッと動かすとテギョンに近づいていく。

「あっ、あの、オッパ・・・」

テギョンの様子に動揺したミニョが、声を発し近づいたのと同時にミニョの足元を見ていたテギョンは、その腕を素早く引き込むと再びミニョを自身の腿に抱き寄せた。

「約束・・・守ってくれるんだろ」

一瞬の事で抵抗も見せ無いミニョの耳元に吐息と共に小さく、しかし、はっきりした言葉で囁くテギョンにコクンとゆっくり下がるミニョの首が、肯定を告げ、その下がる頭を目を細めて見ていたテギョンは、ミニョの左側の頬に手を添えるとゆっくりミニョの顔を動かし、正面で向き合った伏目がちな瞼に唇を寄せ、頬に添えていた手を上向かせてミニョの薄く開く唇にキスを落とした。

ほんのり薄暗いオレンジの光が灯るだけの空間に浮かび上がるミニョの顔に陰を付ける様に灯との間に体を入れたテギョンは、ミニョの細い肩に腕を回して、そっと背中に手を添えていく。
合宿所のあの部屋で誰も帰らないことを見計らって何度か肌を重ねたふたりは、それでもそこが宿所で何時、誰が、帰ってくるかもわからない空間に声を押し殺し、それでも互いを求めた事もある。
テギョンの意向をミニョは、汲み取っていた。

「オッパ・・・」

「コ・ミニョ・・・サランヘ」

深く重なる唇がミニョに愛を囁き、それを受け入れるミニョの唇からも愛が零れていく。







      ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆





「サラン・・・サランヘ」

吐息と共に耳に吹きかけられる言葉が、体の至る所に得体の知れないざわめきとさざめきを呼び起こしながらミニョの体を弓形に逸らしていて、テギョンの膝の上で悶える体は、恥じらいながらも身を預け、それがテギョンを更に燃えあがらせている。ミニョの顔に触れる指先は、ジッと同じ箇所に触れ続け、動く事もせず、俯き加減のはにかむ顔に伏目がちに、でも時々ちらちら見上げる瞳が、映し込む灯りに揺らされ、得体の知れない感覚に襲われた様に揺れる瞳をただ見つめ続けているテギョンは、その目に吸い込まれたまま微動だにせず、伸ばされたミニョの白い手にそっと瞼を落としていく。
頬に触れるミニョの手を包み込むように手を重ねたテギョンは、その指先を掴むとそっと手のひらを上向かせ、そこに唇を落とした。たった、それだけの事、それだけの行為がミニョの体を震わせるのに十分なものであることをよく理解しているテギョンは、触れる唇を深く押し付け、その行為を見つめているミニョは、小さく息を呑んで、されるがままで、ジッと身を任せ瞳を閉じた。テギョンのしたいこと、それをただ受け入れるだけの時間、決して否とは言わないミニョと一瞬の迷いに心を乱したのは、どちらだったのか、同時に開いた瞼の下には、どちらも揺れる瞳があって、無言のまま見つめあった二人の唇がどちらからともなく緩く重なった。


「ミニョ・・・」

離れた唇とテギョンの掠れた声にビクッと身を震わせたミニョは、今更ながらに恥かしそうに俯くと消え入りそうな声でテギョンを呼んでいる。

「あっ、あの、えっと・・・」

再びしどろもどろになるミニョに僅か数センチの距離を保つテギョンは、その赤い顔を覗き込んで、静かにどうしたと聞いた。

「あっ、あの、その・・・です・・・・・・ね」

消え入りそうな、消えてしまったミニョの声に耳を寄せ、頭の中で反芻するテギョンは、小さく首を傾げると瞳を左右に揺らし、コツンとミニョの額に自身のそれをぶつけ、俯いてまた爪を食んでいるミニョの指先を見つめ、嫌なのか、と聞いた。唇に触れそうな距離で言葉を紡ぐテギョンの息は、ミニョの顔を翳め、その言葉に首を振るミニョは、噛んでいた指を離すとテギョンの胸元のドレープに手を掛ける。嫌なのかと聞かれた事を反芻している頭の中は、嫌なのではなく、そういうことをしようと告げられて行われる行為に戸惑いと緊張を見せているという方が正しいようだ。

「あっ、あの、えっと、その、・・・っもの様に・・・しないのですか」
「・・・いつもの!?」
「・・・は・・・い」

いつもと考え込むテギョンは、瞳を右に振るとギュッとドレープにかかるミニョの指先をチラッと見下ろし、ミニョの細い首に両手を添えて、そっと顎に掛けた親指で上向かせ、ジーッとミニョの顔を覗き込みながら、ゆっくり首を曲げていく。

「コ・ミニョssi」

上擦り、掠れた声がテギョンから漏れ、添えていた右手をツッとミニョの頭の後ろに回すと、ミニョの顔を覗き込んだテギョンは、至近距離にあるミニョの唇を見つめながらどういうことだと聞いた。
ミニョの形の良い唇がキュッと結ばれ、言葉を発する事を拒否している様に閉じられた事に、唇が尖っていくテギョンは、先程までの甘いムードをも萎えさせていくと、ツッとミニョの頭から手を外し、自身の体を引いて、ミニョを膝に乗せたまま腰の少し後ろに手を付いた。テギョンの行動にその首に腕を廻していたミニョは、フッと支えを失いテギョンに向かってバランスを崩したが、テギョンの胸板と腹筋がしっかりミニョの体を支えていた。

「コ・ミニョ!?嫌なら嫌とはっきり言えよ!」

静かだが、少し強めの一言が、安穏としていた空気を剣呑とした気配に変えた。
それにビクッと身を震わせたミニョは、テギョンの顔を見つめると、暗がりでも判るほどにこめかみに筋が立っている事を認めて、ふるふると首を大きく振り、テギョンの首筋に顔を埋める様にしがみ付いた。

「ちっ、違います!!」

慌てて否定の言葉を紡いだミニョが、テギョンにしがみ付きながら、緊張の為か一筋涙を零している。


何が違うとミニョに冷めた声音で言葉を紡ぐテギョンは、しがみ付かれたまま天井を見上げた。


「あっ、えっと、その、オッパは、その、いつも・・・」
「いつも!?」
「えっと、だから、その・・・」

しがみ付き、続けるミニョの次の言葉は何時まで待っても出てこなくて、支えていた両手を上げたテギョンは、そのまま後ろに倒れこみ、ミニョと重なるようにベッドに仰向けになり、その反動に驚き、テギョンの上から避け様としたミニョの腰に腕を回して、きつく締め付けた。

「ミニョ・・・こっちを見ろ」

天井を見つめたまま、命令の様にミニョを呼ぶと、腕を緩めたミニョが、テギョンの顔の横に肘をついて上半身を持ち上げていく。

「お前を抱きたい」

ミニョの瞳が自身とぶつかった瞬間にその頬に手を添えてそう言ったテギョンは、暗がりで顔を歪めるミニョの惚けた表情を見つめながら真剣な顔をしていて、恥じらう顔を背けようとしたミニョの頬を引き寄せると唇を奪い、オッパと消え入りそうに呟いたミニョの声を攫った。

「声を聞かせて」

「えっ・・・・っぁ」

キャッという小さな叫びと共に背中を逸らしたミニョの顔は一瞬で真っ赤に染まると、また閉じた唇が噛締めるように結ばれ、閉じられた瞳もギュッと瞑られると、テギョンの横に置かれた手が徐々に拳に握られながら、震えていく。

「俺が、いつもこういう風にするからか」

静かに、ミニョに声を掛けるテギョンは、無表情で、上に乗るミニョの体を弄(まさぐ)っていて、その右手が、ミニョのワンピースをたくし上げている。

「・・・ッパぁ・・・」

「テギョナだ!」

呼んでみろと耳元で囁くテギョンの声は、ミニョの中に何を齎したのか。

中心を締め付ける様に閉じようとしたミニョの太腿の間に膝を割り込ませたテギョンが、片膝を立て、僅かにベッドをずり上がると、その膝がミニョの敏感な所に当たったらしく、小さく零れた声にギューッと閉じられた瞳から、また筋が落ちていく。

「・・・ッパ・・・」

「・・・ミニョ、違う、呼んで・・・」

添えた両腕に力を込めたテギョンが、優しく囁くと息を呑んだミニョの喉が小さく鳴った。

「お前の声を聞きたい」


たくし上げられるワンピースのスカートからテギョンの腕はどんどん潜り込み、ミニョの形の良い尻を露にしていく。身に纏う空気の温度の変化に、ミニョの体が、震える。

宿舎で行われる行為にテギョンは、同意など求めたことは無い。
ただ、それとなく、くっ付いてるだけの事でいつの間にかミニョを掌中にしていて、初めての時に悩んで悩んで、やっと口にした言葉を一度肌を重ねた後は、ミニョに告げる事も無かった。
声は、出せない。
それは、ミニョもよくわかっている事で、誰もいないと知っていても、いつ、誰が戻って来るかも判らないスリリングな恐怖と恥らう気持ちからいつでもテギョンの良い様に扱われ、声を殺していた。
それでも、決して性急な訳ではないテギョンは、いつだって優しくミニョに愛を囁き大切に抱いている。


「ミニョ!?」


問いかけながら、ミニョの露にした双丘に手を這わせるテギョンは、薄いレースで描かれた華の模様を確かめる様に指を動かし、割り込んだ膝が柔らかく敏感な肉を刺激して、動く事も出来ないミニョは、無意識に体に力を入れている。
刺激される内腿に何を感じたのかギュッと顔を歪めたミニョの腕が、再びテギョンに回されると、シーツに押し付ける様に重なった体が沈んで行き、しかし、反動でミニョの腰の位置が高くなった。
高くなった腰に触れていた腕を動かしたテギョンは、その柳腰を翳め、ミニョの背中を伝っていくと、ジッーという音と共にミニョの背中を露にしていく。
肩甲骨の浮き出た美しい背中が、闇に浮かび、そっと、その背中に触れたテギョンは、窪む腰から背骨を辿り、暫くして驚いた様に瞳を左右に揺らすと、背中の真ん中辺りを指先が左右に掠めている事にミニョが口を開いた。

「・・・の、・・ッドが・・・」

テギョンの考えている事に小さく答えたミニョにそうかと頷いたテギョンは、その肩に掛かった数センチの布の位置を変えてミニョの二の腕にスルリと滑らせ、しがみ付かれ自身に回る腕の肩口に唇を落とすと、強く吸い付かれたミニョの体が、わななき、テギョンに跨る様にその体を開いているミニョは、肩を滑る唇と割り込まれている膝に逃げ場の無い刺激を与えられている。

テギョンの腕が、熱くなっていく素肌を滑ると、ミニョの腰に回した左腕で力任せにその体を抱え、オレンジの光が当たる枕の前にミニョの体を引揚げた。
コロンとされるがままの反動に、まるで人形の様に座したミニョは、膝を立て、膝頭をあわせ、肩から落ちるワンピースの肩紐が二の腕に落ち、白く浮かぶ喉元とその下の乱れた布が背筋に冷たい物を染み出させる様に、ゾクッとする程の美しさを魅せている。
右肘を付いて上半身を起こしたテギョンは、その在り様を一瞬固まって見上げたが、すぐに体を起こすとミニョの投げ出された脚に触れ、触れられた事でハッとなったミニョが、ワンピースの胸元を隠すように併せると、両手を交差させ、テギョンの行動を見つめた。

ミニョの脚を滑るテギョンの手のひらは、左脚の膝の裏に回ると、くっ付いたままのミニョの膝を割り込む様に体を進め、左手が右膝を抱えて滑り込ませた体が、どんどん低くなっていく。

「・・・ッパ・・・」

ミニョが、その行動に脅える様な声を出しテギョンを呼んだが、黙って首を振るテギョンは、否定を示し、テギョナと消え入りそうに呼び直したミニョの太腿にテギョンが、口付けを落としていく。

「ぁ・・・」

小さな悲鳴にも似た声がミニョの口から零れ、慌てて口を押さえたミニョに俯いたまま、刺激を続けるテギョンは、約束だと震える脚に息を吹きかけながら、昇って行く。
柔らかい肉の感触にそこに少しづつ、強く吸い付くテギョンは、幾つもの華を咲かせながら、震える脚を付け根に向かって辿っていく。
ミニョの香りに包まれて、そこに辿りついたテギョンが、スッと膝立ちになると、ポール状に誂えられたベッドヘッドを握ってミニョを見下ろした。
見下ろされたミニョは、上目遣いに潤む瞳をテギョンに向けていて、交差された腕が自身を抱きしめる様に回され、明かりに照らされてフッと笑ったテギョンの顔につられる様に薄く口角をあげたミニョの頬に添えられた手のひらが顎を捕らえて上向かせるのと同時にテギョンの背中に腕を回し、深く重なる唇を受け入れた。

「ん・・・っふ・・ぁ・・・」

重なる唇の角度が変わると薄く開くミニョの唇から吐息が零れ、ミニョの口腔を余す事無く貪り尽すテギョンは、右肩に残ったままの紐に手を掛け、それを引き下げ、ミニョの素肌を滑らせて行く手のひらが、なだらかな曲線を捉えていく。
ふっくらとした膨らみを包み込んだテギョンの手のひらから伝わる温度に背中を震わせたミニョの唇がテギョンの唇から離れていくと、指先でそこを左右に辿りながら体制を変えていくテギョンの顔が、顎を辿り、首筋を滑り、ふたつのふくらみの間に落ちて、包み込んでいない左胸を伝っていく。頂に乗る小さな膨らみを口に含むと、ミニョの体が大きく跳ねた。


「ッッハ、テギョ・・・」

テギョンの頭を抱える様に回されたミニョの手のひらが黒髪をかき乱し、その指先が悶え、肩に乗せられた左手は、テギョンの柔らかい綿の衣服を掴むと、与えられる刺激にそれをギュッとたくし上げ、テギョンの素肌が露になった。

尖っていく頂を舌で転がしているテギョンの頬が、何度も膨らみ、緩み、ミニョに刺激を与え、包み込んでいる手のひらも親指にそれを引っ掛けると、弾く様にそこに刺激を与えている。

「あっ・ふ・・・んっ・・・ッ」

ミニョの唇から刺激に耐えかねる様な声が漏れ、それに瞳を僅かに上げたテギョンは、一際強くそこに刺激を与え、ミニョの膝が、体を縮めるように動いた事で、荒くなった息遣いと、引き寄せられた脚に視線を送ったテギョンは、スッと顔に触れていた手を外し、ミニョの腰を掴み、胸に添えていた手のひらでミニョの頭を支えるとそっと枕に降ろしていく。

「ぁ・・ッは・・・ッ・・・ん」

息を整える様に呼吸を繰り返すミニョの喉が上下に揺れ、上向いた顔は、瞳を閉じて、僅かに開いた唇から吐き出される息が徐々に静かになっていく。
その合間にミニョの腕を掴んだテギョンは、腕に落ちて乱れたミニョのワンピースの肩紐を腕から抜いてしまうと、自身の衣服に手を掛け、バサッと音をさせながら上半身を露にし、ミニョの姿態を見つめながら、ベルトに手を掛けていた。

「ミニョ・・・」

名を呼ぶのと同時にミニョに覆い被さっていくテギョンの背中は、まるで熱を求める様にミニョの体に近づき、名を呼ばれた事に薄く目を開けたミニョの腰の辺りに纏わり付いたワンピースが引き抜かれるとレースを誂えた薄い布一枚だけの姿態が闇に身を捩っていく。

「だめだ・・・」

明かりのない方へ身を捩ったミニョの肩に手を掛けたテギョンが、そっとその肩を元に戻すと、オレンジの光に瞼を伏せるミニョの清艶な顔立ちが、僅かに歪み、その頬が、染まっていて、見つめられる視線に耐え切れなくなった腕がテギョンを引き寄せていく。

「テギョ・・ナ、・・・」

密に抱き合う体が、互いを求めて絡まりあうと縺(よじ)れる様に至る所にキスを落としていくテギョンとその体を弄りあうミニョの夜が始まっていく。  


      
                               ( ↑エッ(゜д゜;)こっから!?)

      ・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆




テギョナと呼んで欲しい
もっと親しく、もっと親密に、この時だけ
他は、オッパでも良い
他は、テギョンssiでも良い
でも、今は、嫌だ
誰にも邪魔の出来ないふたりきり
お前に着せたワンピースも
お前に着せたランジェリーも
お前を飾るネックレスも
それは俺だけのもの
今は俺だけの時間





   声を聞きたい、なんて
   一度も言わなかったのに
   何故だろう
   声
   出してますよね
   出てますよね
   聞いてますよね
   恥かしくて、泣きたくて
   オッパに見られたくないのに
   オッパに見て欲しい
   矛盾した事を考えながら
   オッパを近くに感じる時間
  
 


お前が何を畏れるのか俺には判らない
お前の体はいつでも俺を受け入れて
揺れる瞳で俺を見つめている
艶やかな瞳が俺を引き込む
誘ってる
俺を求めてる
そう思える程に潤む瞳が
俺を愛していると訴えてくれる


   
   
    オッパに愛される
    オッパを愛する
    その行為が
    それだけじゃないって教えてくれた
    オッパを感じる
    オッパの熱を
    呼んでと言われて
    親密さが増す事が嬉しくて
    オッパに愛されてる
    オッパを好きでいても良い
    それがとても安心をくれる




     
      ・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


「ッはぅ・・ンぁ・・・」

ミニョの肌を滑るテギョンの指先が、密着した隙間に入り込んでいくと、濡れそぼる柔らかい肉を掻き分け、ミニョの中に潜り込んでいき、その衝撃に体を仰け反らせたミニョの口から我慢できない声が零れた。
体を離したテギョンは、潜り込む指をそのままに膝を立て、ミニョの膝を固定する様に体を脇にずらし、立てた膝とミニョの立ち上がる膝との隙間で指を動かし続けていく。

「濡れてるな」

耳元でミニョに確認する様に囁かれる言葉は、同時に自身の起立をも指している様で、顔を歪めるテギョンの喉が露になるとミニョの顎の辺りに噛み付くようにキスをしている。
肘で顔を覆っているミニョは、コクコクと頷くけれど、テギョンの顔は見ることが叶わない様で、キスの衝撃に白い喉を露にして背中を大きく仰け反らせていく。

「ッは・・・あ・・・ッパ・・・やッ・・・」

やめてなのか、嫌なのか、どちらにしても聞く耳はないテギョンは、潜り込む指先の動きを早めていて、耐え切れなくなっていくミニョの腕が、テギョンの腕を掴むと、瞳を閉じた顔が激しく横に振られている。

「ミニョ・・・駄目だ、ちゃんと・・・呼んで」

意地悪くなのか、ミニョの顎の辺りに顔を残し、伸ばした腕で髪を撫でているテギョンは、そっと顔を下ろしていくと、ミニョの胸の膨らみに唇を寄せ、硬く起立している蕾に吸い付き、覗く舌の間から白いものが見え隠れするとその起立に歯を立てた。
ギリッと音が聞こえそうな程きつく合せられる硬質が、薄い噛み跡を残して去り、その後に赤く覗いた舌が乗せられると癒すように触れ、数回繰り返される行為にミニョの息が乱れ、テギョンを掴む指先に力が入っていく。
ツとミニョの瞳から零れた雫がテギョンの指先に触れ、その感触に頭を上げたテギョンが、ミニョの表情を覗き込むと、傷みに歯を食い縛り、顔を振り続けているミニョの額に手を乗せ、浮かぶ汗と涙を拭って口付けを与え、中を弄っていた指を引き抜きミニョの脚を大きく割った。
グッと膝裏に添えられた手のひらがその脚を大きく胸元に近づけていくと、自身の体の中心を掴むテギョンの腰が進められ、柔らかい肉の襞を先端で掻き分けると、戦慄していくミニョの体が、逃げる様に引かれたが、掴んだ脚とミニョの細い腰の脇にピッタリ置かれたテギョンの腕が、逃げることを許さず、進む腰を受け入れさせてゆく。

「ふ・・・ぁ、ぁ、あああああー」

一瞬の息を呑んだ隙を見逃さずに腰を進めたテギョンの塊に襞を掻き分けられていくミニョの手のひらが、掴んだ腕に爪を立て、その痛みに片目を閉じたテギョンは、潜り込んだまま微動だにせず、荒く息を吐き出し、違和感を逃そうとしているミニョの腰が僅かに動くと、動いた衝撃に違った感覚を呼び起こされたのか、その瞳が大きく見開かれ、涙を流しながらテギョンを呼んだ。 

「・・テ・・ギョ・・・」

「・・・ミニョ」

繋がった体の一部が違和感を与え与えられ、互いを締め付け、締め付けられ、抑えがたい声を漏らし、吐き出された吐息に吸い込まれる息に互いを求めて身を下ろし、身を上げ、啓かれ、啓く感覚に溺れていく。
ミニョの戦慄と供にゆらりと動いたテギョンの体の一部が優しく蠢き始め、ミニョの膝に触れた右手が、更にそこを開き深く近づいてゆき、テギョンの体に爪を立てていたミニョの腕が背中を滑ると首に回ってテギョンの顔を引き寄せ、薄く開かれた唇に誘われる様に重なったテギョンの唇がミニョの吐息を奪い、密を与え、飲み込まれる喉に手を添えていたテギョンの唇が頬を滑っていくと、耳元に寄せられた唇から問いかけが漏れた。

「ミニョ・・・・・か」

「ッパ・・・テギ・・ョナ・・・サラン・・ヘ」

その言葉に嬉しそうに顔を歪めたテギョンの動きが強く、早くなり、蠢く体の下で悲鳴とも嗚咽とも言えない声がミニョの口から、くぐもった声がテギョンから零れると音を立てるようにミニョの上に崩れたテギョンは、荒い息を吐き出しながら、ミニョの顔を引き寄せ愛していると呟くのだった。






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長かったですねー(;´▽`A``お疲れ様です(^^;)数回出来そうな一本だな・・・(^^;)
最後まで読んで頂いてありがとうございましたーm(__)m