★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★
しゃがみ込んで地面に悪戯してただろ
「いつですか!?」
昨日だ
「何処から・・・」
何処から!?
お前の前にずっと居たぞ・・・
気付きもしないで
ミナムと消えやがって・・・
「えっ、教えてくれれば・・・」
携帯にもかけた
・・・留守番だったけど
「えっ・・・」
ずっと、お前がそこに居るのを見てたんだ
いつ、俺に気付くのかと
見慣れたはずの
俺の車に
いつ
駆け寄ってくるのかと
それなのに・・・
どこに行ったんだ!?
「あっ、えっと、教会に・・・」
ミナムと一緒か!?
「はい、オッパのお世話になっていたシスターが、戻っていらっしゃたので」
戻って!?
「ええ、オッパは、中山聖堂を出た後、他の教会でお世話になっていた事がありまして、
その時にお世話をして頂いたシスターが、ローマから戻っていらしたんです」
連絡があったのか!?
「ええ、オッパの所に連絡がありました!」
・・・お前は、直接、関係ないだろ!?
「あっいえ、えっと、その・・・」
何だよ
俺に言えないことがあるのか!?
「いえっ、違います!えっと、その・・・」
・・・早く言え
「あっ、はい、えっと、その方のご兄弟が、アフリカで一緒に・・・」
!?
ボランティア仲間か!?
「はい・・・」
・・・まさか・・・オトコ・・か
「・・・は・・・い」
聞いてないぞ!
「言ってません!」
開き直るな
確か、前に、聞いたよな
男も居たのかって
お前、居なかったって言ったよな!
「居ませんでした!」
嘘だろ
「いえ、本当です!オッパの気にされる様な方はいませんでした!」
俺の気にしてる・・・って・・・
「皆さん親切で良い方ばかりでした!」
・・・・・・
俺の気にしてる事が解ってるのか!?
「はい!とても気さくな方ばかりでしたので、そうですね・・・
シヌヒョンみたいな方ばかりでした」
・・・・・・解って・・・無いな・・・
「何がです!?」
俺の気にしてるのは、そういう事じゃないだろ!
「オッパより輝く方には会えませんでしたよ!」
かがや・・・って・・・お前・・・
はぁーぁ、お前の基準ってどうなんだ!?
俺は、安心すべきなのか!?
「安心ですか!?」
お前に減点されるのが嫌で
毎日、お前が帰ってくるのを待って
待って、待って・・・・・
・・・俺の不安なんて一瞬で
消してしまうんだな・・・お前・・・
「不安なのですか!?」
不安だよ!
お前に減点されない為に頭の中でグルグル、ぐるぐる考えて!
なのに・・・お前って奴は・・・
「なんですか~!?」
おいっ!何してる!
「えっ、もう、眠くなってきましたので・・・電気を!」
俺が眠れないって言ってるだろ!
「・・・そんな事、無いですよね!?今も、こうして、手を繋いでいますもの!」
・・・・・・生意気だろ
「そんなこと無いですよ!暗い方が安眠できるのです!」
それは、お前の脳みそだろ!
「・・・オッパはぁ、・・・」
何だよっ・・・
「オッパは、きっと、いろーんな事を考えてきたから!
だから、不眠症になったのです!」
どういうことだ・・・・・・
「A.N.Jellのリーダーだし、一番年上で、皆の事誰より考えてるのに!
わたしとオッパは、両親がいないことで苛められたりもしましたけど、
オッパみたいには、ひねくれてないと思います!」
一緒にするな・・・
「大丈夫です!わたしもたくさん不安です!こうしてオッパと手を繋げるけど
たくさんたくさん不安です!でも・・・」
なんだよ・・・
「わたしの事・・・好きですよね」
・・・・・・やっぱり、生意気だ
って、おいっ、こっちを見ろ!!
「いえ、あの、それは、出来ないので、おやすみなさい」
・・・・・・・・・
はぁぁ、たまには聞かせろ
サランヘ
「・・・・・・サランヘヨ」