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クリスマスだったな
デートですって
俺に堂々と言って
にっこり笑ったよな
何を言ってるんだと思ったけど
俺とのデートを夢見てる
可愛いやつだなと思ったのに
お前
見事に期待を裏切った
「あれは、オッパが勝手に勘違いしたのです」
違う
お前の伝え方が悪い
俺に期待させて
当日
お前を捜したんだぞ
下に降りても居なくて
ミナムに聞いても知らないと言われて
誰にも何も言わずに消えただろ
「だって、オッパはコンサートが・・・」
そんなのわかりきってた事だろ
お前と初めて過ごすクリスマスなのに
当のお前がいないって
俺がどれだけガッカリしたかわかるか
「そんな事言ったら、わたしだって・・・」
また
泣いてたんだろ
俺に隠れて
仕方ないと思って
お前は俺に隠し事が多いぞ
「そっ・・・んなことありません」
何だよ
随分小さい声だな
自身の無い証拠だな
「・・・・・・」
まぁ、良いさ
お前が伝えないから
お前の居場所を捜したんだけど
てっきりコンサートに来てるものだと
思ってたんだ
ミナムもお前は来てる筈だって言ってたからな
それなのに
どこに居たんだ
「・・・・・・」
だんまりか
コンサートが終った後
すぐに
お前の携帯に電話を掛けたんだ
コールばっかりで出なかったな
デートは終ってたんだろ
「・・・・・・」
俺とのデートより優先させたんだから
さぞ
楽しかったんだろうな
「・・・意地悪です」
お前が俺を虐めたんだろ
「そんなつもりはないです!」
恋人よりも神様をとったのはお前だぞ
「神様は大事です!」
ふん
お前にはそうでも
俺には違う
「・・・オッパが大事です」
素直なのが一番だな
イ セサンウィ ヌグボダ サランヘヨ