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いつの頃からだったかな
お前が
帰ってくるのが待ち遠しくて
テジトッキと一緒に
良く
夜空を眺めてた
見えない星を見ようと
電気を全部消して
テジトッキを抱いて
「抱いて!?」
笑うな
抱いてたんだよ
お前の事を考えるのが
嬉しくて
楽しくて
待ち遠しくて
お前も
同じことを考えてるのかな
と
思ったら
テジトッキを
抱いていた
「オッパが、テジトッキを・・・抱くのですか」
悪いのか
お前のかわりなんだから
抱いても良いだろう!
「いえ、あの、怒らないで下さい」
ふん
お前が怒らせるな
ああ
でも
テジトッキを潰しそうになったことがあったな
「潰す!?」
ああ
お前の採点
「採点!?」
そうだ
100点くれただろ
「・・・・・・」
あの時はテジトッキを潰しそうだったな
抱きしめすぎたよな
「オッパ・・・」
なんだよ
「そういえば、空港で同じだって言いました・・・よね」
ナニが!?
「お前と同点だって・・・言ってませんでしたか」
言ったかな
「言いましたよ!思い出しました!」
煩いな
耳元で騒ぐな
「えっ、ということは、あのテストって」
ああ
今頃気付いたのか
「オッパだったのですか!?」
いつの話だよ
「だって、だって、テストに受からないと・・・」
受からなくてもファンクラブには入れるぞ
「・・・・・・」
お前がファンです!
何て言うから
話がややこしくなったんだろう
「だって、許可してくれるって」
許可したのは俺を好きになっても良いって事だろう
ファンクラブに入る許可なんてしなかったぞ
それを
お前が勝手に入会なんてするから
「ファンなら勝手に好きでいてもいいって・・・」
ファンは勝手に気持ちが離れることもあるんだぞ
俺は何も言えないだろう
「怒らないで・・・」
ふん
お前の気持ちがどの程度か確かめてやろうと
思ったんだけどな
ったく、結構あれは落ち込んだぞ
「いや、だって、あれって、質問も変でしたよ!正直に答えました」
しょ・う・じ・き・にぃ・・・
あれが、お前の正直な気持ちだって言うのか
「そうです!」
100点については
まぁ、いいさ
けど・・・
正直な気持ちなのか
「そうです」
そ・う・で・す・ぅー・・・
あー、えっと、そうだな
俺は、お前に紳士的ではないのか
「うーん、そうですね紳士的ならシヌオッパの方が上です」
はぃい・・・
おっ前ぇー・・・
うっ、まぁ、良い
じゃぁ、おれのどこが清潔じゃないんだよ
「えっ!?えっと・・・それ・・・」
お前
何点つけたか覚えてるか!
俺の歌の才能!
俺の紳士度!
俺の清潔度!
トータルしたら半分だぞ!
半分!
ファンならいつでも離れていける点数!
そんなに俺の事思ってないんじゃないかって思ったんだからな
「そっ、そんなぁ、だって、オッパのそういう所が好きなわけじゃ・・・」
そういうところじゃなかったらどういうところだ
「えっ、それは・・・」
ふん
即答できないって事は
気持ちが薄れてきてるって事か
「オッパ!」
なんだ!?
「哀しくないですか!?」
かなしく!?
「言ってって哀しくないですか!?」
なんで!?
「だって、辛そうなお顔を・・・」
・・・・・・
うっ、煩いな
仕方ないだろっ
俺はお前が好きなんだからっ
お前に否定されるかと思うと
こう・・・
心臓が痛いんだよっ
「・・・・・・」
なんだよ
黙るな
お前はどうなんだっ
「・・・です」
聞こえない
「す・・・きです」
もっとはっきり
「オンセギェウィ・・・ピョルィ ピッポダド サランハゴ イッッスムニダー」
・・・・・・・・・
クッ・・・あっははは
世界中ねぇ・・・
そうか
そうだな
お前の一番星は俺だもんな
今夜もお前に最高の輝きを教えてやろう