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濡れ鼠のお前を見つけたのは、撮影が終わって
待ってると言った筈の姿が見えなくて
聞き回って歩き回って
走り回って
俺の
俺のそんな姿なんて
きっと誰も想像しない
何があったんだと
聞いても
聞いても
首を振るお前に
抱き締める事しか出来なくて
出来ない自分が歯がゆくて
シヌが
教えてくれた
あいつって本当にお前をよく見てるよな
寂しいとか悔しいとか
きっと俺が抱えているものと
凄く似ている筈なのに
あいつの強さのほんの少しでも俺に
俺に
もう少しあったら
お前を泣かせることも無いのかも
で、何を泣いていたんだ
「オッパが・・・」
ミナム・・・
「はい・・・オッパが・・・・・・・・・殺しちゃったんですぅ」
は・・・・・・・・・
こ
ろした
って何を・・・
「何って・・・」
おいっ、コ・ミニョ
判るような説明をしろっ
「うっ・・・ツムリ・・・」
はっ!?
「だーかーらーカタツムリっ!!親子で歩いていたんです・・・
小さいから触っちゃダメって言ったのに・・・・・・」
はぁ!?
カタツムリィ!?
なっ!
貝かよ・・・
「貝じゃないですよーカタツムリっ!!」
見た目は貝だろう
そもそも貝類だ
「うっ、っす・・・ヒョンてば、自分が食べられないからって・・・」
それとこれとは、別問題だろう!
大体何で食う話だよっ!
違うっ!
そもそも何でカタツムリで濡れ鼠なんだよっ!
「ああ、傘をあげちゃったんです」
は!?
「カツツムリさんに傘をあげちゃったので、すぐ戻ろうと思ったら雨が・・・」
スコールに当たったって!?
「・・・は・・・い」
チッ!ったく、お前・・・
呆れた
呆れて言葉なんて出て来なかった
言ってやりたいことは一杯あったけど
そういうところもこいつなんだと諦めた
けど
諦めても
諦めても
こいつを好きでいる事は諦めきれない
「ヒョンニム!?お休みになりますか!?」
ああ
電気を消して布団に潜り込んで
カタツムリも貝に潜り込む時間かな
なんてそんな事言いながら戻って来たお前を引き寄せた
「ヒョン!?」
俺が何を考えてるかなんて判る必要はない
お前が何を考えてるかなんて俺も理解するつもりも無い
でも
でもな
泣くならここで
俺の腕の中で泣いて欲しい
泣くのは啼いてる時だけで良いんだと教えてやりたくなった夜だ
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
あまりに雨が凄くて思い付き10分で作った記事なので(笑)
かみあわないところは、許してねー(^^)/
最後まで読んでいただいてありがとうございましたo(^▽^)o